面会謝絶。
2003年11月17日仕事を終え家に着くと姉からメールが届いた。
「今日、個室に移りました。でも少しボケ気味です。」と。
返事を返してからすぐに着替えて病院に行った。
病室の前に行くと面会謝絶の札が扉に貼ってあった。
驚きながらも恐る恐る扉を開けると母がテレビを見ていた。
面会謝絶のわりにはなんか間の抜けた雰囲気。
母に聞いてみるとまだ肺の機能が十分回復していないので
肺炎になると大変だから面会謝絶にしますと
念の為に担当医が指示していったようで
心臓の方はとても安定してるので大丈夫だそうだ。
だが父の枕元に行き話しかけると反応がおかしい。
姉から少しボケてると聴いていたがかなり変だ。
なにやら訳の分からないことを話していたり
空中に何かが見えるのか一生懸命それをつかもうとしている。
母の話だと日中はもっとひどくて大きな声も出していたらしい。
担当医の話だと一時的なもので時々あるらしく
大体は年寄りの男性に多いとの事だった。
壁の方を指差して「ほら、みんな帰っちゃうよ、
行かなくちゃ。○×#$ё%★б・・・・・?」とか
「6時半にё%★$б○・#・×・・・」とか
とうとうお迎えが来てしまったのかと思った。
夕べの面会では大丈夫だったのに
急にこんな風になるなんて何でなんだろう。
このまま治らなかったらどうしよう・・・。
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