経過。

2003年11月27日
 
父はまだ生きている。
脳浮腫が広がった為にもう動く事は無いけれど
とりあえず心肺機能は働いているようだ。
口から入れていた人工呼吸器は一旦外され
今は喉を切開してそこから入れている。
ただ自発呼吸はしているのであくまでも補助的なものだが。
身体もかなり浮腫んでいて強く押すと皮膚が破れてしまいそうだ。

始めのうち無意識に動かしていた左手足も
2日目からは全然動かさなくなった。
左の脳は梗塞によりほとんど死んでいるし
自発呼吸も時々止まったりした。
それでもまだ生きている父。
いやはたして生きていると言えるのだろうか?
母はもうすでに死を覚悟しているし。

あの日からずっと家族で付き添いをしている。
一人ずつ交代で簡易ベッドで病室に泊まっているのだ。
だが看護士さんは2時間おきにバイタルを見に来るし
その間1時間ごとにタンが詰まり苦しむので
吸引してもらうのにナースコールを押して知らせるから
ベッドがあっても一睡もすることは出来ない。
翌日はかなり辛くなってしまう。

日中は母と姉がいるので自分は数日前から仕事に戻ったが
夕方から消灯時間まではみんなと病室に居る。
泊まらない日はそれから帰って買ってきた夕飯を食べて寝る毎日。
年老いた母とあまり丈夫では無い姉も疲れているようだ。
今は気が張っているから持っているようなものの
今後はどうだか分からない。
いったいいつまでこんな状態が続くのだろうか。
意識が戻り回復する望みはあるのだろうか。
  

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